プロセスと用途
プロセス
BioLogiQのNuPlastiQ® BioPolymersは、普通ののプラスチック製造装置を用いて、他の熱可塑性樹脂とのコンパウンドとして使用するようデザインされています。 通常そのプロセスは既存のプロセスと同様ですが、処理温度等の条件を少し調整する必要がある場合もあります。
BioBlend® の製造
BioBlend® はBioLogiQのNuPlastiQと従来の石油系樹脂をブレンドして作られます。 通常は、スタンダードのコンパウンド機器でブレンドされたNuPlastiQ50%と石油系樹脂50%のBioBlend® マスターバッチペレットを原料として用い、 BioBlend® マスターバッチはその後、最終プロセスとして、目的のNuPlastiQ含有率になるまでダウンブレンディングが行われます。 例: 典型的なフィルム用途では、NuPlastiQ50%とLLDPE樹脂50%のBioBlend® マスターバッチが、インフレーションフィルムホッパーに追加のLLDPEベース樹脂50%と共に投入され、最終的に完成したフィルムのBioBlend® の組成をNuPlastiQ25%、LLDPE75%とします。 違った比率でダウンブレンディングを行うことも容易に実現可能です。
BioLogiQは、BioBlend® コンパウンド樹脂の製品あるいはサンプルを、直接当社のアイダホ工場からお届けします。 お客様のニーズについては、本部または日本支部までお問い合わせください。
インフレーションフィルム
NuPlastiQは野菜用のバッグや農業用フィルム、業務用パッケージングフィルム等のインフレーションフィルムの多くに最適な樹脂です。
NuPlastiQを含んだフィルムは、通常のインフレーションフィルム製造機で処理できます。 NuPlastiQを含むフィルムは様々なグレードのLDPE、LLDPE、HDPE、PBAT、PLA、PHA等を使用して作ることができます。 NuPlastiQ/LLDPEフィルムは2.54ミクロン(0.1ミル) の薄さまで、インフレーションに成功しています。 NuPlastiQは通常気泡安定性を助け、インフレーションフィルムの強度を高めます。
フィルム製造で最良の結果を得るには、NuPlastiQが50%のBioBlend® マスターバッチから始めることを勧めています。 単層フィルム、複層フィルムに限らず、マスターバッチはその後追加の樹脂で薄め、最終的なNuPlastiQの比率を15~40%の範囲とします。 弊社では最初の製品試作時の参考用として、フィルム加工ガイド を作成しています。

ブロー成形
BioBlend® を含んだブロー成形ボトルは、健康及び美容製品の充填容器に使用が可能です。 (ローション用ボトル等。) NuPlastiQは、HDPEやPPを含んだブロー成形ボトルのサスティナビリティを高めるのに最適であり、 パフォーマンスを損なうことなく、石油由来の原料を削減することができます。

シート押し出し及び熱成形
ポリプロピレンとポリスチレンは、コップや蓋、電化製品の部品パッケージング等、熱成形製品を作るのに一般的な素材です。 NuPlastiQ BioBlend® ソリューションを適用することで、外観やパフォーマンスを損なうことなく、これらの製品にサスティナビリティを追加することができます。
射出成型
NuPlastiQ BioBlend® マスターバッチ は通常の射出成型機で、コップやカトラリー、カスタムデザインプラスチック部品と言った様々な製品を製造するのに使用することができます。 NuPlastiQ BioBlend® ソリューションを適用することで、外観やパフォーマンスを損なうことなく、これらの製品にサスティナビリティを追加することができます。

その他のプロセス
これらの通常のプロセスに加え、BioLogiQはお客様がご使用の製造プロセスでNuPlastiQベースの製品がご利用になれるよう、お手伝いいたします。
BioLogiQは、試作時または設備増設時に必要となるプロセスの最適化も、喜んでお手伝いいたします。 詳細については弊社までお問い合わせください。