コンポスト化可能コンパウンド
コンポスト化可能樹脂とは、一般的にはASTM D-6400 (米国)または EN14342 (ヨーロッパ)に規定される工業用コンポスト環境で完全に分解される樹脂を差します。 コンポスト可能であると認定されるには、分解の速度と完成度の条件が決められています。 BioLogiQのNuPlastiQ® BioPolymersはこのような樹脂の1つであり、2016年の研究所での試験によりVincotte認定S600を受けました。
その他のコンポスト可能樹脂とブレンドされた際には、その製品も完全にコンポスト可能です。 そのため、NuPlastiQとPBAT、またはNuPlastiQとPLAを含むブレンドは、米国およびヨーロッパの基準では完全にコンポスト可能となります。(PLAとPBATは認定製品の例)
コンポスト可能素材はすべてのアプリケーションに最適なわけではありませんが、必要であれば、分解速度はアプリケーションの要求に合わせることができます。


幸いNuPlastiQは大変高速な分解速度を持っているので、他の樹脂全体の生分解パフォーマンスを改善することができます。 例えば、PBATはしばしば農業用マルチフィルムに使用されます;しかし、農場の環境では通常求められるよりもゆっくりとした分解速度になります。 NuPlastiQ/PBATコンポスト可能ブレンドを使用することで、必要とされる農作物の保護機能を務めながらも分解時間は30-60日にデザインすることができます。
我々はNuPlastiQとPLA、PHA、PBSやPCLといった様々なコンポスト可能樹脂とブレンドしてきた経験を持っています。 ご希望のコンポスト可能樹脂素材のニーズについては、BioLogiQまで直接お問い合わせください。お客様のアプリケーション用のコンポスト可能ブレンドデザインのお手伝いをいたします。

通常のプラスチックは四分円の左上に該当します。 他の3分割部分はバイオプラスチックです。
いくつかのバイオプラスチックは生分解性ではなく(ほとんどは生分解性)、そしていくつかの石油系プラスチックは生分解性です。(ほとんどは非分解性) ASTM試験方法の1つによって試験され、微生物の働きにより自然の要素に分解されると確認されたプラスチックは、生分解性であると定義されます。これは一定の時間と分解量を特定の試験方法で確認するものです。